ラインナップ
シングル機
天竺
一番ポピュラーな生地
見た目は、表面と裏面は違った見え方をします。
Tシャツ用途が多いです。
他の組織に比べて、編み効率がよく、目付けが軽いので生地単価が安くなります。
単糸の場合は、斜行するので仕上げのセット方法に注意が必要、縦目を真っ直ぐに戻してセットすると洗ったあと戻ってねじれます。
斜行は、糸の給糸数や回転方向も影響します
裁断後カーリングするので、樹脂を打ったりして防止する場合もあります。
当社の参考 番手は,40/2、60/2、20/1、30/1,40/1
当社丸胴の対応生地幅
約35cmWから56cmW(30/1)
表鹿の子
ポロシャツによく使われる素材
通常、表カノコのことを言う。
裏鹿の子は、表と裏がリバーシブルに近い組織になるため、綿とエステルで交編したりする。
すべりが良くなるのでボーリングのユニホームとしてよく使われておりました。
裏鹿の子
ポロシャツによく使われる素材
通常、表カノコのことを言う。
裏鹿の子は、表と裏がリバーシブルに近い組織になるため、綿とエステルで交編したりする。
すべりが良くなるのでボーリングのユニホームとしてよく使われておりました。
裏毛
トレーナー、スウェットの生地です
糸使いは、30/1 30/1右10/1が通常の普通の裏毛です。
表 おさえ、裏のループの三種類の糸を使用します。
ダブル機
フライス
見た目は、裏表とも縦にスジが入った生地。表も裏も同じに見えます。
編み目の間が割れて見えます。
夏物の肌着(40/1)やTシャツ(30/1)の素材が多いです。
襟元、袖口の付属の素材としても使います。
度目が粗いと使用しているうちに伸びてきてしまうので素材選びも大切です。
天竺に比べると生地の組織の特徴で伸縮があります。
スムース
天竺、フライスと並び、基本的な組織の一つです。
主に冬用の肌着や、冬向けのTシャツに使用。
見た目、表も裏も同じように見えます。フライスより編み目が細かく、しかっりしていて、フライスに比べると伸びが少ないです。
テレコ
フライスの組織から針を抜いて、伸びを良くしたもの。伸びのテンションは、フライスに比べると落ちますが、伸びる量は、増えます。イメージ弱いテンションでよく伸びる。見た目は、針を抜いた部分のスジがはっきり見えます。裏表、同じに見える組織が多いです。2×1の針抜き 3×1の針抜き 5×1の針抜きなどといいます。
丸胴の場合、シルケット糸を使用して、再度染色でシルケットをかけてキックバックを強くしたり、高級感を出したりしています。
基本、フライスの無地機の組織変更で、針を抜く場合が多いです。
ランダムテレコは、リンクスの機械を使ったりします。
スパンフライス
ストレッチが効いた生地が欲しい時に使用
一般的に、フライス、テレコの組織に裏側にポリウレタンの入ったCSY(コアスパンヤーン)FTY(ファイバーツイステッドヤーン)を入れて編んだ生地
付属(襟や袖口のリブ)用が多いが子供のスパッツやパンツの生地としても使用される
スパンテレコ
ストレッチが効いた生地が欲しい時に使用
一般的に、フライス、テレコの組織に裏側にポリウレタンの入ったCSY(コアスパンヤーン)FTY(ファイバーツイステッドヤーン)を入れて編んだ生地
付属(襟や袖口のリブ)用が多いが子供のスパッツやパンツの生地としても使用される
ベアフライス
スパンフライスと同じストレッチの効いた生地でポリウレタンの単体の糸を綿等の糸と一緒に編んでおります。
肌着(ショーツやブリーフ)のウエストゴムに使用
パワーを強くしたいときに、太いポリウレタンを入れて使用、
しっかり伸びる生地にしたい時に使用
ハラマキ(リブ)
丸胴で作り、脇の縫い目は無くなります。前後左右がないので、同じところが痛むことがありません。
サイズによって口径の異なる機械で作成しております。
ハラマキ(フライス)
丸胴で作り、脇の縫い目は無くなります。前後左右がないので、同じところが痛むことがありません。
サイズによって口径の異なる機械で作成しております。
ハラマキ(パイル)
丸胴で作り、脇の縫い目は無くなります。前後左右がないので、同じところが痛むことがありません。
サイズによって口径の異なる機械で作成しております。
ジャガード(シングル)
インレー
裏毛の組織に似てますが、天竺の裏側に別の糸をうろこの様にはわした生地です。
裏毛と違って、表と裏の2種類の糸を使用します。
裏毛と違って、裏のループは、短くなります。
ジャガード(ダブル)
片袋
フライスの変形組織、フライスの組織の間に天竺の組織を入れ、そこにFTYなどのポリウレタンの糸を使用します。
フライスの伸縮性に、ポリウレタンの伸縮が加わります。
肌着(ショーツ、ブリーフ)や腹巻に使用
柔らかいストレッチ感が出る。最近は、ベア天竺が多いですが、こちらの方がいい生地だと主観としては思います
接結
裏表を天竺の生地を2枚何箇所か同じ糸で編んで留めてあります。
空気の層ができるので暖かく、柔らかい風合いになります。
よりの戻りのトルクが強い糸を裏表に使用すると、シワができます。
セット幅、シワ、縮率がセットで問題になります
ハニカム
裏表の二層構造です。
メッシュの様に穴が空いて見えるところが鉢の巣の様なのでハニカムと言います。
スポーツ系のユニホームTシャツや寝具のシーツに使用されます。
シーツはダブル幅が出来ます。
綿とポリエステルの構造にすると肌触りもよく、乾きやすい生地になります。
ポンチ
スムースの変形組織で、天竺の組織が入るため、伸びにくくしっかりした生地になります。
ウールにポリウレタンを入れた生地は、ニットジャケット用の生地になります。
ミラノリブ
フライスの組織と天竺の組織を合わせた生地です。
それによる横段の畝(うね)の独特な表情が見た目の特徴になります。
フライスに比べて伸縮が抑えられることがメリットとなります。
また逆に、レーヨン系のフライス組織では、伸びきって伸縮の出ない生地になることがあります。
FTYなどのストレッチの入った糸を天竺部分に編み込むことによって、伸縮が出る生地が出来ます。
ダンボール
三層の構造で表つなぎ、裏の構造です。
表ポリエステル つなぎ細いナイロンかエステル 裏綿などの糸使いで作ったりします。
摩擦によってつなぎのエステルが表に出たりするので注意が必要